銀行口座開設時には、銀行口座名義人(Signatory)を登録する必要があります。
特にローカル銀行の場合、オンラインで銀行間振替ができないため、支払時に小切手を発行する必要があります。
小切手には口座名義人の署名が必要になるため、口座開設時には慎重に名義人を選ぶ必要があります。
また名義人を選ぶにあたって、以前までは外国人の名義人について、会社立ち上げ時であることを条件に、ワークパーミットの提出は強く要求されませんでした。しかし、最近ではワークパーミットを提出しない限り、外国人が名義人となることが困難になってきました。バングラデシュ人であれば特別な条件なく名義人となることが可能ですが、ローカルスタッフや現地パートナーを口座名義人とし、口座管理させることに不安を抱えられている企業も多くあります。その際には、取引額の上限を設けることや、その他の取引制限を設け対処することも可能です。
上記のローカル銀行と比較すると、外資系銀行は口座開設に時間がかかり、開設要件も厳しいですが、オンラインで取引が可能なため、外資系銀行を選択する企業も増えています。
以上
渡邊 忠興
Tokyo Consulting Firm Limited
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