【深刻!?】バングラデシュにおける新型コロナウィルス感染症状況【実態把握できないある事情】

2020年4月12日時点で、バングラデシュにおける新型コロナウィルス感染者数は621人、死亡者は34人とされています。
4月6日に感染者数が100人を超え、この時期より感染者数、死亡者数ともに急激に増加しています。(下図)

バングラデシュでは、通常、人が亡くなった際には宗教的(イスラム教)儀式を執り行いますが、(今回の新型コロナウィルスでも同様ですが、)感染症で亡くなる場合には、政府が特別な方法で死亡時の対応を行うため、家族との面会が制限され、また宗教儀式を行うこともできません。

このような理由により、特に信仰心の篤い高齢者は、感染が疑われる場合でも病院へ行かず、自宅で療養を行おうとするようです。

従って、病院での診断結果に基づくデータである上図の感染者数、死亡者数も、バングラデシュの全容を把握できない情報となっており、実際の状況は、この公式データよりもはるかに深刻な状況であると言えます。


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