【トルコ編】トルコの祝日①―砂糖祭と犠牲祭―

 

こんにちは。東京コンサルティンググループトルコ支社の吉田瞬です。

前回は、日土友好関係の歴史的経緯についてお話をさせていただきました。
今週・来週の2回は、トルコの祝日をテーマに情報を発信させていただきます。

 

中東に分類されるトルコは、人口の大半をイスラム教徒が占めるといわれていますが、国家として政教分離を掲げているため、国民に宗教の自由が認められています。従って、ビジネスにおいて宗教が影響を与えることは殆どありません。特に、外資系企業が多く進出しているイスタンブールにおいてはイスラム教の風習が薄く、戒律も比較的緩いように見受けられます。

 

しかし一方で、イスタンブール各所には礼拝所が点在し、1日に5回、エザーン(礼拝時間の開始を伝える合図)が至る所から聞こえてきます。政教分離が掲げられてはいますが、こと祝日の内容となると、イスラム教関連の休日が多くを占めます。

 

【2019年 トルコの年間祝日一覧】

日付 曜日 祝祭日(日本語) 祝祭日(トルコ語)
1月1日 火曜 新年 Yeni Yıl Tatili
4月23日 火曜 国民主権と子供の日 Ulusal Egemenlik ve Çocuk Bayramı
5月1日 水曜 労働と統一の日(メーデー) Emek ve Dayanışma Günü
6月3日 月曜 砂糖祭前夜 Ramazan Bayramı Arifesi
6月4~6日 火曜~木曜 砂糖祭 Ramazan Bayramı
7月15日 月曜 デモクラシーの日 Demokrasi Bayramı
8月10日 土曜 犠牲祭前夜 Kurban Bayramı Arifesi
8月11~14日 日曜~水曜 犠牲祭(※) Kurban Bayramı
8月30日 金曜 戦勝記念日 Zafer Bayramı
10月28日 月曜 共和国宣言記念日前夜 Cumhuriyet Bayramı Arifesi
10月29日 火曜 共和国宣言記念日 Cumhuriyet Bayramı
12月31日 火曜 大晦日 Yılbaşı gecesi

 

砂糖祭:
毎年一度行われる約1ヶ月間のラマダン(断食)の後に3日間開催されるのが砂糖祭です。
断食の終わりを祝し、互いに甘い菓子などを振舞い合う習慣から、砂糖祭と呼ばれています。トルコの人々にとって砂糖祭は、日本における盆や正月にあたり、子供達にはお年玉やプレゼントなどが配られます。
砂糖祭の期間は、多くの人々が家族と過ごす為に帰省、又は旅行に出かける為、非常に混雑します。期間中に移動を考えられている場合は、交通機関等を事前に予約されることをお勧めします。

 

犠牲祭:
犠牲祭は、聖地メッカへの巡礼最終日にあたる日に、イスラム教徒の人々が、牛や羊を生贄として神に捧げ、祈るお祭りです。
砂糖祭同様、犠牲祭の期間中も交通機関が非常に混雑しますので、注意が必要です。

 

今回は以上となります。
来週も引き続きトルコの祝日を紹介させていただきたいと思います。

 

上記内容以外にも、ご不明点等ございましたら無料相談もしておりますので、是非お気軽にお問い合わせください。

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

東京コンサルティングファーム・トルコ拠点
吉田瞬

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参考資料
JETRO トルコ祝祭日 https://www.jetro.go.jp/world/middle_east/tr/holiday.html

朝日新聞 http://www.asahi.com/summergift/world2011/TKY201106150230.html
たびこふれ トルコのお祭り、クルバンバイラム(犠牲祭)
https://tabicoffret.com/article/35168/index.html

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