タイ会社設立後のプロセス(2)

タイで会社を設立後のプロセスについて、前回のブログでは、在東京タイ大使館でのBビザの申請について説明しました。今回は、WPの申請について確認していきたいと思います。

<全体プロセス>
・Bビザ申請(タイ国外)
・労働許可証(WP)の申請
・Tax IDの取得
・社会保険登録(会社・個人)
・銀行口座開設
・Bビザの延長申請

WPの申請について、駐在員事務所で設立をしている場合、駐在員事務所長の申請は不要となっております。BOI企業の場合は、OSOSでの申請となります。今回は、タイ現地法人で設立している場合のWP取得について説明していきたいと思います。

WP申請において、申請者で準備頂く資料は以下の通りです。
1. 在タイ日本大使館で宣誓式の署名証明済の職歴書(英語版)
2. 在タイ日本大使館で宣誓式の署名証明済の学歴証明書(英語版)
3. 健康診断書(申請日より2ヵ月以内にタイの病院から発行されたもの)

1. 在タイ日本大使館で宣誓式の署名証明済の職歴書(英語版)
2. 在タイ日本大使館で宣誓式の署名証明済の学歴証明書(英語版)
学歴証明書については、来タイ前に準備しておくとスムーズに手続きに進めます。職歴書については、決まったフォーマットはないですが、①勤務年数、②会社名・支店名、③部署名、④役職名の明記が望ましいかと思います。
上記書類(コピー、原本どちらでも可)と、パスポートのコピー、パスポート原本をお持ち頂き、在タイ大使館で署名証明を行う必要があります。混雑具合にもよりますが、通常、申請から約1時間後に発行となります。(署名証明費用:1,040THB/2部)

なお、当該書類については、在タイ大使館での手続き後、タイ外務省でも証明手続きが必要となります。手続きは、通常申請日当日または翌営業日で完了となります。

3. 健康診断書(申請日より2ヵ月以内にタイの病院から発行されたもの)
タイ国内の病院にて、健康診断を受けて頂く必要があります。申請には、健康診断書の原本の提出が必要となります。受付にて、WPの申請で健康診断を受ける旨お伝え頂ければ、必要な項目について診断頂けます。

WPの申請に関しては、Bビザでの入国日より15日を超えて申請を行うと、1年ではなく、6ヵ月間の労働許可が発行されるケースがあります。そのため、スムーズに申請ができるよう、職歴書、学歴証明書を事前に準備しておくことが望ましいかと思います。

東京コンサルティングファーム タイ拠点
植村 寛子

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2019-10-23

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