BOIに関する税務上の恩典をIBCに一本化

お世話になっております。

TCFタイの高橋です。

 

今週のブログでは、BOIに関する税務上の恩典をIBCに

一本化したことに関して書いていきたいと思います。

 

2015年からタイ政府は、従来のBOIのライセンスから、IHQ(国際統括会社)やITC(国際貿易会社)などの投資優遇策を導入し、外資招致を行ってきていました。

その中で、BOIから付与される恩典(土地の購入や、外国人のビザや、WPの取得の簡易化)とは、別に歳入局より付与される恩典があり、従来IHQやITCにて歳入局から15年間の税務恩典を得るためには、申請企業は年間1,500万THB以上の経費をタイ国内で支出する必要がありました。

 

しかし、10月10日に上記、歳入局上の恩典は廃止され、新たにIBC(国際ビジネスセンター)に一本化されることが発表されました。

 

IBCでは、「IBC事業にかかる全ての国内経費を含むことが可能。ITCのように、第3国貿易にかかる経費に限らない」とされているものの、この年間最低経費が6,000万バーツ以上へと引き上げられました。

またIBCでは、従業員の雇用義務(10人以上、国籍は問わず)も新たに課され、申請難易度は高まったとみられています。

 

しかし、10月10日以前に承認済みの税務恩典は引き続き有効とされており、歳入局は、「IHQやITCで歳入局から既に恩典を得ている企業は、IBCへの制度変更による影響は受けず、現在の恩典を引き続き享受する」と説明しています。なお、IBCの新たな具体的な条件はまだ公表されておらず、来年初めに公表されるといわれています。

 

 

BOIは昨今、日系企業にも注目度の高いライセンスになるため、

今後のIBCのライセンスの同行に注目です。

 

 

 

 

株式会社東京コンサルティングファーム タイ拠点

髙橋周平

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2019-10-23

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