タイとASEAN諸国との平均賃金比較

こんにちは。TCFタイオフィスの岩城です。
今回はタイと周辺諸国との平均賃金について見ていきます。

 

タイ・バンコクにおけるワーカー(一般工職)の賃金水準は348USドル。
(出所:JETRO『第26回 アジア・オセアニア主要都市・地域の投資関連コスト比較』より)

これはベトナム・ホーチミンの193USドル、マレーシア・クアラルンプールの317USドルよりも高い水準となっています。
またバンコクにおけるエンジニア(中堅技術者)の賃金水準は659USドル。

 

この数値は深センの693USドル、マレーシア・クアラルンプールの738USドルよりも低い水準となっています。
主要都市別にて比較すると、バンコクは一概にASEANの中で賃金水準が高い都市とは言えません。
タイにおける給与体系は組織や部門ごと、あるいは役職や労働者の技能レベル、経歴、学歴によって決まります。各種技能およびエンジニアリングは上級職になってもあまり変化がないという特徴があります。

 

最後に、バンコクにおける中間管理職(課長クラス)の賃金水準は1,401USドルとなっています。中堅技術者のケースと同様に深センの賃金水準、1,289USドルやマレーシア・クアラルンプールの1,445USドルよりも低い水準となっていますが、近年バンコクにおいては中間管理職クラスの賃金水準が急激に上昇しています。


タイ進出を考慮する際に低賃金のメリットは大きいと言われていますが、他国と比較すると恩恵は薄いという点に留意が必要です。
しかしタイは好調な景気、親日家の多さや治安の良さといった進出メリットもあります。

 

弊社はタイへの設立サポート、また労務に関するアドバイザリーも承っております。
お気兼ねなくご相談くださいませ。

 

 

株式会社東京コンサルティングファーム タイ拠点
岩城怜佳

 

 

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2019-10-23

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