タイ国IBCラインセンスに関して

 

いつもお世話になっております。Tokyo Consulting Firmの高橋です。
今回のブログでは、「BOIの新しいライセンスであるIBCライセンス」について記載していきます。

 

昨年、BOIのライセンスであるITC(International Trading Center)及びIHQ(International Head Quarter)が廃止されました。2017年、2018年と多くの日系企業が当該ライセンスを取得しましたが(特にITC)、廃止に伴い、新たに2019年よりIBC(International Business Center)といったライセンスが新設されました。事業内容としては、ITCとIHQの事業内容が統合されたような形となり、事業内容に関しては、基本変更はありません。

 

ただし、申請条件に変更があり、大きく異なった点は、今まで従業員の雇用人数に関しては、下限、上限等特段求められていなかったが、IBCの場合、10人以上の従業員の雇用義務が発生することとなりました。
また、恩典については、研究開発やトレーニングに使用される機械の輸入税が免除されるが、従来適用されていた輸出製品用の原材料・部品の輸入税の免除はなくなる予定となっています。

 

また、歳入局から付与される恩典も変更される予定であり、歳入局からの税務上の恩典が付与される事業内容に関しては、関連会社間での取引しか含まれない予定となっています。また、年間でタイ国に使用する費用として、6,000万THBが条件とされています。(ITC、IHQの際は年間費用1,000万THB)

今年も半年を過ぎ、何社かIBCの取得にチャレンジをする企業が増えてきました。弊社では設立から、BOIライセンスの取得、またその後のBOIに適した企業運営まで一貫してサポートが可能でございますので、何かご質問事項等ございましたら、ご連絡いただければと幸いです。

 

以上、何かその他のことに関しましてもタイビジネスで御不明点等がございましたら、気兼ねなくお問い合わせください。

 

 

株式会社東京コンサルティングファーム タイ拠点

髙橋周平

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報をもとに、最新の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。該当情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び当社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co., Ltd.)は一切の責任を負うことはありませんのでご了承ください。

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2019-10-23

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