フィリピン実務のQ&A(ROHQ編)

法務

こんにちは、フィリピン駐在員の田辺です。

3/28(木)と29(金)はキリスト教のイースター(復活祭)のため、フィリピンは祝日となっておりました。ホーリーウィークという神聖な週になっており、一般的なフィリピンの方々は田舎に帰り、家族とゆっくり過ごしていらっしゃるそうです。私が滞在しているマニラはひとっけがなくなり、電車も動いておりません。いつもの国道のアグレッシブな騒音は鳴りを潜め、タクシーはここぞとばかりにがらがらの道を飛ばしております。

さて、今週はフィリピン実務のQ&Aをお届け致します。

Q. 地域経営統括本部(ROHQ:Regional Operating Headquarters)について、登録が難しいとか何かデメリットがあるのか?

A. 登録について特に難しいということはありません。しかし、通常の会社設立と比べるとBOIの推薦を得てSECに登録というステップを踏む分、若干手間はかかります。また、親会社のある国のフィリピン大使館で書類の認証をしなければならないので、その点は通常の会社設立より手間がかかります。なお、フィリピンでROHQを作るには、フィリピン以外の国に2拠点以上持っていなければなりません。
駐在員事務所と比べた場合のデメリットは、多額の資本金がかかること(最低払込資本金20万USD)が挙げられます。

Q. 駐在員事務所の登録を変更してROHQになることは可能なのか?
A. 駐在員事務所をそのままROHQに登録変更することはできません。現在の駐在員事務所は閉鎖し、ROHQを新しく設立するというステップになります。

今週も、どうぞ宜しくお願い致します。

以上

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