ミャンマーの金融革命

税務

ミンガラバー!ミャンマー駐在員の杉山です。

さて、本日は、ミャンマーでの金融革命について触れたいと思います。

ミャンマーでは、外国銀行の進出が続いています。韓国は新韓銀行、ウリ銀行、華銀行、国民銀行の4校が進出。その中の華銀行は、エヤワディ銀行と将来的な協力に関するMOUも締結しています。ミャンマーの外国銀行は計24行となっています。

このような盛り上がりを見せている金融業界ですが、日系銀行も新たな動きを見せました。会社設立時の資本金送金において、これまでは国営銀行であるMFTB(Myanma Foreign Trade Bank:ミャンマー外国貿易銀行)か、MICB(Myanma Investment &Commercial Bank:ミャンマー投資商業銀行)の2行以外は不可能とされていましたが、10月下旬より外国為替ディーラーライセンスを持つ民間の銀行への振込みが可能となりました。設立手続きのプロセスで発行されるLetter of Conditionにも、11月下旬に上記の内容に新しく更新されているそうです。

日系銀行の提携ローカル銀行は以下の通り。
三井住友銀行―KBZ銀行
三菱東京UFJ銀行―CB銀行(みずほコーポレート銀行は、MFTB、ICB、MEB(国営)とコルレス契約を結んでいます。)

設立時に、日本の三井住友銀行又は三菱東京UFJ銀行から資本金を送金すれば、国立銀行を挟まず、それぞれの提携民間銀行へ振り込むことが出来、設立後もその民間銀行に口座を持つことができます。国営銀行ですと、記帳も手書きで、お金の引出に1時間待ちは当たり前なので、町にATMのある民間銀行に口座をもてることは大きなメリットと言えるでしょう。

また、国際クレジットカードであるMaster/Maetro/Cirrusカードを使用し、ミャンマー国内のATMでの現金引出しがミャンマーとしては初めてCB銀行にて11月15日より可能となりました。
これは、ミャンマー国内の銀行分野にとって歴史的な快挙です。このことで、観光業などの事業分野にとっても利益となり歓迎されるでしょう。今回のサービス開始について将来の発展の礎となるでしょう。

もし、会社設立に関わらず、少しでも財務・税務・労務関係で、ご質問やご不安な事などありましたら、こちらまでご連絡頂ければと思います。

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以上

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