ミャンマーで大人気の工業団地は日本と深い縁?

税務

 

ミンガラーバー、
東京コンサルティンググループ
ミャンマー支社の西野由花(にしの ゆか)です。

 

アジア最後のフロンティアとして発展著しいミャンマーですが、
みなさんミャンマーの工業団地についてご存知でしょうか。

ミャンマーにはミャンマー建設省住宅局や建設業者によって建設された
数十か所の工業団地・準工業団地と呼ばれる地区があります。
ですがそのほとんどの基盤設備が脆弱で、

電力供給が保障されていない、
排水処理など環境基準がない、
投資手続きが不透明

などの問題があり、外資系企業の立地には不向きとされていました。

 

しかし、2012年に新外国投資補が設立し、
2014年1月には経済特区(SEZ: Special Economic Zone)法が改正され、
工業団地や経済特区などのインフラ整備計画が策定され、
整備基準やインセンティブについても明確化されつつあります。
特に日本で有名なのはティラワ工業団地です。

ティラワ工業団地はヤンゴンの南東に存在し、
市街地から車で1時間ほどの所にあります。
ティラワ工業団地は三菱商事、丸紅、住友商事3社の日本側企業とJICA、ミャンマー政府及び民間企業により出資参画が行われています。
日本企業やJICAの協力により
上記に書かれていた工業団地における基盤設備の脆弱さなどについて
ティラワ工業団地は一定の基準をクリアしたものとなっており、
操業環境の良さはミャンマーでトップレベルです。

 

ティラワ工業団地の全体は2400ヘクタール(約730万坪)あります。
そのうちのA地区400ヘクタール(約120万坪)が完成し、B地区約100ヘクタールの整備が着々と進行中です。
2016年の時点で、15か国約80社が進出を決定し、すでに29社余りが稼働を始めていました。さらに2018年7月には追加開発区域の企業誘致を始めています。
現在A地区はほぼ完売しており、2019年1月時点の契約締結済みの企業(開発企業を除く)は101社となりました。
電力などのインフラが整備されてきたミャンマーでは、内需の伸びが見込まれ
製造業や、ミャンマー国内の消費財市場の拡大をにらみ食品など生活関連企業の誘致も見込んでいます。

 

さらにティラワ工業団地は特区であり、法人所得税の無税あるいは軽減、土地使用期間の延長など特区としてのメリットもある非常に人気の工業団地となっています。

ミャンマーへの進出を検討される方はぜひ工業団地について調べてみてください!

 

詳しい内容を知りたい、や不明点がある。
という方がございましたら無料相談もしておりますので
ぜひお問い合わせいただくか
オフィスにお越しください。

 

ここまでお読みくださりありがとうございました。

 

 

 

Tokyo Consulting Firm Co., Ltd (ミャンマー)・ヤンゴン駐在員
西野由花(Nishino Yuka)

 

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参考
https://estate.nikkan.co.jp/news/2018/06/zkmptdsdmsntdolz
https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/01/657799c81f5b3d5a.html

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