知っていますか?ハラルについて①

投資環境・経済

 

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
東京コンサルティングファームの佐々木で御座います。

 

突然ですが、皆さんはハラル(ハラール)をご存知でしょうか。
ハラルとはアラビア語で「許されている」という意味を持ちます。
つまり、ハラルフードは「神に許された食べ物」となるわけですね。
特にスーパーなどでは、ハラルとノンハラルはエリアも会計も別となります。

 

今後イスラム圏の人口は増加していていきますので、
イスラム圏のマーケットは魅力的です。
しかし、上記のハラルの適用範囲は食品や飲料だけでなく、
医薬品や外食産業、流通・運送まで多岐にわたります。

したがって、イスラム圏でビジネスをする際には、
ハラル認証にも注意を払う必要があります。

そこで本日は、マレーシアのハラルの概要をお伝えします。

 

【他民族国家とハラル】
マレーシアはマレー系マレー人、インド系マレー人、中国系マレー人が暮らしており、
多民族国家となります。
そして、全人口の約65%がイスラム教徒と言われています。
インドネシアは全人口の約89%がイスラム教徒と言われていて、
割合で言えばそれほど高くないといえます。

しかし、このように多民族が暮らしている関係上、ノンハラル製品も多く見かけます。
そのような中で、イスラム教徒はハラル製品であることを注意深く確認して、購入する傾向にあるといえます。
つまり、他民族が暮らす国家ほどハラル製品に対する意識が高い点で注意が必要となるということですね。

 

【国際信用力が高いハラル認証】
マレーシアは多民族が暮らす国家ではありますが、ハラル認証水準について、
その他のイスラム圏の国々から高い信頼を得ているといわれます。

なぜなら、マレーシアは唯一国家機関がハラル認証を行っているので、
認可がかなり厳格な基準で行われているからです。
しかし、マレーシアでハラル認証を取得すると、
その他のイスラム圏でも通用することとなりますので、
マレーシアでハラル認証を取得するメリットは十分にあります。

また、日本食品への信頼度も高いことも、
ハラル認証をマレーシアで行う際にメリットとなり得ます。

 

本日は以上となります。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございます。
弊社では法務関連を各種サポートもさせて頂いております。上記のような例に限らず、
ご不明な点やご相談がございましたら、いつでもお問い合わせ頂ければと存じます。
どうぞ引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

東京コンサルティングファーム
佐々木 海翔

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