OSSついて ~結局、OSSってなんなの?~

東京コンサルティングの金目でございます。
本日は、OSSについて記載致します。

OSS(オンラインシングルサブミッション)

インドネシアでは、事業許可 商業・営業許可についてはOSSにて申請されます。
各省庁への申請を一本化することを目的に昨年施行されましたが、実情はBKPM(投資調整庁)と主に連携が取れているだけで、それ以外の省庁はいまだ連携はとれておりません。
また、イレギュラーな場合(閉鎖に伴う投資調整庁への手続き)は、OSS、BKPM共にわからないことが多く、窓口で跳ね返されてしまうこともございます。

OSSより発行される許認可は下記の通りになります。
・登録NIB(事業基本番号)
会社のID
会社登録証(TDP)
輸出入ライセンス(API)
通関アクセス権(NIK)
外国人雇用契約書(RPTKA)
・立地許可(Izin Locasi)
・建設許可(IMB)
・環境許可(Izin Lingkugan)
・事業許可(Izin Usaha)
・営業許可(Izin Komersial ・Operasional)

しかし、引き続き投資調整庁が取り扱う許認可は、29種目存在します。
※マニュアル申請となるのは、エネルギー鉱物資源セクションのサブセクター、石油・ガス、及び鉱物石炭関連とされています。

また、申請時に設定したコミットメントを所定の時間内に充足されない場合許認可が無効となる場合がありますので注意が必要です。

また、インドネシア設立の際も、投資調整庁にかかわる部分はOSSにて申請になります。


※BKPM東京HPより抜粋

主なフローしては、先ほど、OSSにて許認可がおりる一つの
事業基本番号(NIB)の取得<2018年6月21日付政令2018年第24号>が義務付けられています。
① オンライン・シングル・サブミッション(OSS)に登録してアクセス権を取得
② OSSシステム上で会社データをインプット
③ 事業をするための許可(Izin Berusaha)の申請フォームに投資データをインプット
④ OSSがNIBを発行
NIBは、従来別々に取得されてきた会社登録証(TDP)、輸入業者認定番号(API)、通関
アクセス権としても機能するため、一部の事業を除き、これらの別途取得は不要になりました。

宜しくお願い致します。

 

PT. Tokyo Consulting

金目 沙織

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