インドネシアの在庫管理①|インドネシア進出ブログ

投資環境・経済

インドネシアの在庫管理①|インドネシア進出ブログ

こんにちは!

PT. Tokyo Consultingの木村です。

本日はインドネシアで問題になりやすい在庫管理の問題について考えていきたいと思います。

 

在庫管理の問題とは「現品と情報の不一致」です。

情報とは、何が(モノ)、いくつ(数)、どこに(場所)、どんな形(状態)を管理する為のものです。

インドネシアの工場における在庫管理の難しさの原因の1つは、インドネシアにおける離職率の高さです。

正しく在庫管理するためには、入出庫業務の確実な実行といった、毎日の作業をきちんと行うことが必須になります。

 

しかし、ジョブホッピングが盛んなインドネシアでは、どのような業種においても人が入れ替わるペースが速いため、在庫管理の基本となる安定したオペレーションを実現することが難しいです。

やっと在庫管理を理解し、任される状態になったころには次の会社へ転職する。これではいつになっても、在庫管理は安定しません。

離職による問題については、仕組化による改善が必要です。

ここでは、簡単な3つの方法をお伝えしたいと思います。

 

まず1つ目は、商品の流れを伝えることです。ここでいう伝えるとは、『自分たちの商品が、どのように材料が輸入され、商品としてお客様の手に渡っているのかをフロー化し目に見える形にする』ことです。

これにより、人が入れ替わった場合でも一目で辞書の商品の流れがわかるようになります。
(そもそも日本人の拠点長がわかっていなければ自分が理解しましょう。)

また、どこに問題があるのかもフローを見える化することで、一目瞭然です。

 

2つ目は、棚の整備です。

基本的に、インドネシア人には整理整頓や掃除をするという文化がありません。これは、ほとんどの家庭に、家政婦がいるので生活上自分でやらなくても困らないというのが当たり前だからです。

在庫の大きさや量によって、最適な置き場を設定します。棚と在庫の量の整備が終われば、後はその基準に近づくようにして、基準に達したところでキープするようにするだけです。。

例えば、ラベルなどで基準を設定しておき、規定水準を下回った時に事務所に追加発注を要請するなどのルール設定をしておきます。

 

3つ目は、システムの導入です。

インドネシアでも少しずつ増えてきましたが、在庫管理システムを導入するというのも1つの手です。

インドネシア人でも理解できるようなシンプルな操作画面のものを導入することにより、人が入れ替わっても少ない期間で理解が可能で人に依存しない在庫管理が可能です。

在庫管理以外にも、様々なマネジメントの問題を抱えているインドネシアで働いている方が大勢いると思います。

 

「どこに相談していいか分からない。」「とりあえず話を聴いてほしい。」そんな拠点長の方大歓迎です。

PT. Tokyo Consultingでは、インドネシアで困っている拠点長の方を全力でサポートします!是非、お気軽にご連絡ください!!

 

 

 

 

 

 

木村 真也(きむら しんや)

若い時期から多くの経験を積み、人間力、国際力を高めようとする当社の考えに共感し入社。
入社後はインドネシアの法人設立の業務に携わり、労務法務及び会計税務の面でお客様のサポートを行ってきた。
日本の良さを世界に広めると共に、アジアに進出している日系企業の経営者に貢献し、アジアの発展への貢献を目指す。

 

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