インド最新経済指標とトルコ危機の影響

2018年6月までのIMF、世界銀行のデータより

最新の経済指標の項目は以下の通りです。

 

(『週刊エコノミスト』)

経常収支に関しては、一般的にGDP比3%以上で危険領域といわていますが、

実質GDP成長率が中国、ASEANを凌いでいるため、経常収支の赤字は比較的

懸念材料になる可能性は低いでしょう。

 

物価上昇率は、インドの場合、地域・州ごとに多きく数値が変わることを留意しなければ

なりませんが、今年の政府の発表では、昨年のハリヤナ州で6%、デリー州で4%の上昇であったため、やはり都市部の上昇率は今後も高い水準が続くでしょう。

 

 

また8月にトルコで起こった通貨危機の影響が、各国にその影響が飛び火していますが、

インドにおいてもルピーの価値が現在まで(8/29)下がっています。

 

8月29日の為替状況で、インドルピーは過去最安値を記録しました。

新興国通貨も総じて弱い中、インドルピーは過去最安値となる1ドル=70.52ルピーまで下落しました。これを受け、中央銀行であるRBIはルピー買い、ドル売りの介入を実施した模様です。

 

 

塚本 沙樹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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