インド労働紛争の原因・対策

皆さま、こんにちは。バンガロール支店マネージャーの坂本佳代です。

 

今週は、インド労働紛争の原因と対策についてお話したいと思います。

一般的に、労働紛争の原因としては、正規雇用者との待遇格差に不満を持つ請負労働者からの賃上げや労働組合による影響等があげられます。

 

気質や習慣が異なるインド人を日本人がうまく管理することは現実的に難しいことが多いですが、日本的なやり方を一方的に押し付けるのではなく、プライドを傷つけず、インド人の性質を理解した上で管理していく努力が必要です。一部の従業員に対して行った制裁的措置について、他の従業員が一緒になって抵抗したりすることがあるため、従業員が抱える不満は早い段階で把握し、それが拡大する前に解消することが重要です。

 

労働紛争の対策としては、従業員の相談窓口として苦情処理委員会を設置したり、労使協議会の実施、家族ぐるみで参加できるイベントを開催したりしている企業も多いです。労働紛争を未然に防ぐためにも、従業員の不満を適時に把握する仕組みを作る事が大事です。

 

また、会社の方針が曖昧な場合、労働紛争が他の従業員に波及するのを防止するためにも、会社の方針を明確に示すことが重要です。明確な会社の方針が無い場合、従業員の要求をエスカレートさせる可能性もあり、雇用契約や就業規則に従業員の具体的義務や違反行為を明確に定めておくことが大事です。

 

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バンガロール支店マネージャー

坂本 佳代(さかもと かよ)

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