インド人社員が退職する時に行うこと-その1-

労務

転職市場の激しいインドですが、
従業員が退職する場合、会社もインドの慣習に合わせた対応をしなければなりません。

通常はHRマネージャーに任せれば問題ないかと思いますが、小規模な会社でHR部門がない場合は事務員と協力して、下記最低限対応する事項をご確認下さい。

 

  1. レターの発行
    Experience Letter 、Full & Final Settlement Letterを退職日に渡すことが一般的です。
    これは退職する社員が次の転職先に提出する書類になるため、退職日に用意してください。※弊社ではこれらの作成サポートやサンプルの提供が可能ですので、是非お気軽にご相談ください。
  2. 有休残の計算と現金化
    インドでは休みの種類が3つほどある中で、Earned Leavesは繰越ができるため
    消化しきれていない場合は、退職前に現金化して会社が買い取ります。
    繰越できる日数の上限が州法によって異なる前、こちらも確認してください。

例えばムンバイがあるマハラシュトラのShops & Establishment Actでは
繰越できる日数の上限は45日であり、それ以上は会社が買い取ることができます。
5. Every worker shall be permitted to accumulate earned leave upto a maximum of forty-five days. (MAHARASHTRA ACT No. LXI OF 2017. より)

 

 

株式会社東京コンサルティングファーム インド拠点
塚本 沙樹

 

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