2030年までにロボット技術が進むことでロボットにとって代わる仕事の増加が予想されており、それに伴って2030年までバングラデシュの失業率が急速に進むことを政府は懸念しています。例えば農業分野では、今後ドローンを取り入れることで大幅に労働力を確保することができます。
バングラデシュの労働人口は約6,360万人(2017年現在)で、そのうち約2,720万人が農業、約1,300万人が製造業、約2,340万人の内訳となっていますが、バングラデシュソフトウェア情報協会(BASIS: Bangladesh Association of Software and Information Services)の発表によれば、失業が予想される産業の内訳はバングラデシュの主要産業の大部分を占める縫製業に従事している60%、主要産業2位の革製品に従事している35%、観光業では20%、家具では140万人、農業においては60万人とされています。
さらに、バングラデシュソフトウェア情報協会より、政府は労働力に代わってロボットが参入することを『第4次産業革命』とし、それによって引き起こされる失業率の増加というリスクをを避けるためにバングラデシュ全体の教育分野に力を入れて人材育成の計画についても発表されています。
今後は、識字率の増加(2018年現在の識字率は72.9%)に加えて各フェーズにおける進学率の増加も期待できそうです。
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齋藤かおり
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