投資庁のシステム変更について

 

外国人の就労許可、バングラデシュ支店・駐在員事務所の登録を行う際、投資庁(BIDA:Bangladesh Investment Development Authority)が窓口となりますが、2019年4月より新システムが導入され、新申請方法に移行しています。導入期は、投資庁の中でも承認フローの確立や承認作業自体に時間がかかることが予想されますが、さらに効率的なシステムになっていきそうです。新システム移行前は、システム不具合も発生し、途中で遮断されてしまうケースや、データのアップデートが上手くいかないケースもありましたが、新システムではこれらが改善し、オンライン上でのワンストップサービスが確立していきそうです。

 

バングラデシュはIT開発に力を入れており、“デジタルバングラデシュ”のスローガンのもとIT産業に優遇政策を設け、積極的に外資のITビジネスも誘致しています。投資庁だけでなく商業登記所や税務署でも新システムの導入が進んでいます。慣習的に紙ベースでの申請や登記が多く、世界銀行が発表して
いるDoing Business(ビジネス環境ランキング)でも190ヵ国中177位に位置するバングラデシュですが、今後は効率化が進み、海外投資も加速していきそうです。

 

Tokyo Consulting Firm Limited
渡邊 忠興

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