多くの会社は駐在員用に車を購入もしくはレンタルし、また、工場の場合はローカルスタッフの通勤用にバスを借りているケースもありますが、ローカルスタッフが営業時間中に使用する移動手段が完備されているケースはほとんどありません。
その場合は、リキシャ(人力車)やCNG、バスを使い、後で精算するケースが殆どです。ただし、これらの交通手段は領収書が発行されません。従って、会社専用のVoucher(社用の領収書)を作っておき、そこに自己申告で精算するかたちをとります。
交通費を精算する場合は、まずは部長がそのスタッフの目的地や移動ルートについて確認、許可し、その後、経理担当がその金額の妥当性を判断します(大きな額であれば、最後にマネージャーが承認することもあります)。
バングラデシュでは、交通費に関わらず領収書が発行されない費用がたびたび発生してしまうことがあることから、チェック体制を高め、社内承認フローを確立しておくことが重要となります。
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