バングラデシュへの外国投資について

税務

 

国際連合貿易開発会議の発表によれば、バングラデシュへの外国投資(FDI: Foreign Direct Investment)が増加傾向にあります。2018年の外国投資は2017年比で約68%上昇し、3,610万ドル(約38憶6,200万円)であったと発表されています。
外国投資の分野別投資額は、投資額第1位のエネルギー分野が1,010万ドル、食品分野が730万ドル、繊維及び織物分野が408万ドル、銀行分野が283万ドル、革及び革製品が111万ドルとなっています。エネルギー分野の投資額が大きい背景としては政府プロジェクトがあげられます。

 

外国投資の国別投資額は、投資額第1位の中国が1,030万ドル、第2位がオランダが692万ドル、イギリスが371万ドル、アメリカが174万ドル、シンガポールが171万ドルであったと投資庁(BIDA: Bangladesh Investment Development Authority)より発表されています。

 

世界銀行より発表された世界ビジネスランキングによれば、バングラデシュの順位は190か国中176位でした。政府は、来年2019年にはランキング100位内に、2年後の2020年には50位入りを目標としています。複数の日系企業がバングラデシュ政府の管轄である経済特区(BEZA: Bangladesh Economic Zone Authority)への投資を決定しているようで、日本からの投資も徐々に期待できそうです。

 

以上

 

 

Tokyo Consulting Firm Limited
齋藤かおり


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