バングラデシュの内需向け市場~家庭用電化製品~

バングラデシュは人口16千万人を突破し、人口ランキングは世界第8位です。(日本は第10)

2017年のGDPは約2,615億米ドルで、この額は近隣諸国のベトナムやミャンマーをはるかに上回り、世界ランキングで見ても193ヶ国中43位と上位に位置します。2030年には1兆米ドルを超え世界29位へと成長すると予想されています。GDPの成長に比例して国民の平均所得も上昇傾向にあり、2016年の都市部の家計所得は2千米ドルでしたが2019年中には3千米ドルを超えると予想されています。

バングラデシュでは、冷蔵庫をはじめとする家庭用電化製品の国内生産数が年々増加しています。10年前は、冷蔵庫に関しては全て輸入に依存しており国内のブランドは出回っていませんでしたが、国内メーカーのWaltonを筆頭に国内のブランド数が増えています。2014年には140万台であった冷蔵庫の売り上げ台数は、2017年には200万台、2018年には220万台と好調な売れ行きを見せています。

一方で、日本では各家庭にあるような冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、掃除機、エアコンもバングラデシュでは、それらの電化製品を保有していない家庭の方が大半で、首都ダッカ内で洗濯桶を使って洗濯をする光景も珍しくありません。

国民の所得の増加に比例して、内需向け家庭用電化製品産業の成長に期待が集まっています。

 

Tokyo Consulting Firm Limited
齋藤かおり


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