バングラデシュのインフラプロジェクトについて

 

2018年6月、国際協力機構(JICA)は、6事業、総額2,003億7,100万円を限度とする、円借款貸付契約に調印しました。また、2019年5月には、シェイク・ハシナ首相が訪日し、JICAと4事業、総額1,326億5,900万円を限度する円借款貸付契約に調印しています。

 

年度 円借款限度額 主要事業
2015 1,332億6,500万円 ダッカ、チッタゴン基幹送電線強化事業・西部バングラデシュ橋梁改良事業 等
2016 1,735億3,800万円 ダッカ都市交通整備事業・マタバリ超々臨界圧石炭火力発電事業・クロスボーダー道路網整備事業 等
2017 1,782億2,300万円 カチプール、メグナ、グムティ橋梁建設事業・ダッカ地下変電所建設事業・シャージャラール国際空港拡張事業 等
2018 2,003億7,100万円 マタバリ港開発事業・ジャムナ橋鉄道専用橋建設事業・ダッカ都市交通整備事業・マタバリ超々臨界圧石炭火力発電事業 等
2019 1,326億5,900万円 マタバリ港開発事業(第一期)・外国直接投資促進事業・ダッカ都市交通整備事業 等

※上図は、2015年から2019年でまでの円借款限度額及び主要事業まとめとなります。

 

これらのプロジェクトを受けて、多くの日系企業がフィージビリティスタディや工事のために人員を出張させたり、拠点を設置し、工事・監督を行ったりしています。これからさらにプロジェクトにかかる請負業者、建機レンタル、ITインフラ事業者、物流業者の進出がさらに加速していきそうです。

 

2019年12月中にバングラデシュー日本間の直行便も再開されるというニュースもThe Daily Starで報じられ、この移動手段の短縮化もこの流れを後押ししそうです。

 

 

Tokyo Consulting Firm Limited
渡邊 忠興

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