バングラデシュ駐在の北口です。
バングラデシュでは、まだ病院が少なく医療が整っていない状況にあります。ダッカの中心部ではユナイテッド病院(United Hospital)など設備の整った病院もいくつかありますが、このような病院はまだまだ少ないです。バングラデシュでは受けられない最新の医療を受けるために、タイやシンガポールへ渡航する人も多いです。
このような医療事情の中で、海外の医療機器メーカーやその他医療ビジネスを行う外国企業がバングラデシュに進出を検討するケースも増えてきています。
今回は、バングラデシュで病院ビジネスを行う場合に必要な手続きについてお伝えしたいと思います。
バングラデシュでは、日本と違い株式会社で医療行為を行うことができます。ただし、病院業を行う場合には、株式会社として登記を行った後に関連する各機関から認可を受ける必要があります。具体的には、以下の通りです。
・Ministry of healthからの許可
・環境省からのライセンス取得
・Bangladesh Fire Service and Civil DefenseからのFire license取得
・City Corporationからの許可
・Dhaka medical associationへの登録
これらの許認可は半年から1年と、かなり時間を要する手続きとなります。
したがって、病院業を行う場合は、登記手続きを含めると1年以上かかる手続きとなりますので、早めに準備を進めることが重要となります。
(以上)
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